PTAって何するの?保護者会との違いは?小学校の活動内容の一例
子供が幼稚園、小学校と進むにつれて避けては通れないのが親同士の付き合いです。気心の知れた仲の良い友達同士なら何の問題もないのですが、PTAや保護者会となるとそうはいきませんよね。
小さい子供がいるとか仕事をしているとか家庭の事情は様々です。新学期が始まると立候補や抽選などのくじ引き、前任者からの推薦で決まることが多く断りにくいのが現状です。そこでPTAって何をするの?保護者会との違いは?について参考になればと思います。
ズバリ!1番のおすすめは副会長
通われる地域や学校によって多少違いはあると思いますがおすすめは低学年のうちに大きい役を引き受けるということです。大きい役というのは本部役員のことで、1度本部役員をすれば何年間は役員免除という場合もあります。
本部役員には「会長」「副会長」「書記」「会計」「広報」「保健委員」などがあります。月に1度教室などで会議が行われ、行事やイベントなどの役割分担、先生との意見交換の場になっています。パソコンで画像処理などが得意という方なら広報、お金の管理が得意な方なら会計、と得手不得手はあるかと思いますがおすすめはズバリ!副会長。
副会長って何をするの?
欠員が出た時や会長のサポートが主な仕事なので特別人前でしゃべったりすることもなく「副会長」という名前ほど大変なものではありません。本部役員は入学式や卒業式などの式に参加する必要があり、一言ご挨拶を・・・という場合もあります。運動会やイベントなどの行事には絶対参加となってきますが低学年のうちに引き受けておくと比較的ラクだというのが一般的です。
クラス委員に当たったら・・・
クラス委員は各クラス2名ほど選出されます。4月初めの参観の後などクラス懇談会でくじ引きなどで決まることが多く、懇談会に欠席していてもくじで決まれば電話が入ります。これは余程のことがない限り断ることはできません。
子供の数が減っている時代、仕事をしているとか小さい兄弟がいるなどは断る理由にはならないのが実情です。主な仕事内容としてはクラス懇談などの司会、書記などで運動会、イベントなどの行事があるときは本部役員とともにお手伝いにあたります。芋ほりや餅つき、郊外学習などの付き添いや、登校時の見守りなどお願いされることもあります。
保護者会との違いは?
地域によって保護者会がないところもありますが、学校からの依頼などにより親が主体で活動するものです。バザーなどの物品集め、母親同士の交流の場として定期的に手作り教室やソフトバレーボールなどもありました。バザーの物品集めは特に大変でタオルや缶詰などの家で眠っているような品物+手作り品も必要なことが多く、手芸が得意なお母さん主体で保護者を集めて一緒に製作したりすることもあります。
バザーは園にとっても一大イベントになっており、収益で園庭の遊具を新しくしたり、古くなってきているものを買い替えたりする場合もあります。自分達の子供が実際使うものなので親としても気合が入るし、喜ぶ顔が目に見えるのでやりがいがあります。園庭の花壇をきれいに手入れをしたり、ベルマークの集計、卒園児向けの新聞作成など幼稚園からお願いされて親主体で動くものが多いです。
子供のために楽しんで!
大変な部分ばかりが取り上げられますが、決してそれだけではありません。まず1番のメリットとして同じ年代の子供を持つ親としていろんな人と交流ができます。いろんな家庭の事情があるので収入や子育てに対する考え方など深ぼりすることは禁物ですが、様々な考えを持つ親とのかかわりは視野が広がります。
「親同士の交流なんて必要ない」と思っていても人とのつながりは小学校、中学校と上がっていく上で必ず役に立ちます。月に1度学校に足を運ぶことで学校の雰囲気や子供の様子がよくわかるし、先生とも蜜にコミュニケーションをとることができます。
いつもと違う子供の一面も知ることができる
家では親の言うことをうるさがってなかなか聞かないとかダラダラしてばかりに見える我が子でも案外学校では先生のお手伝いを張り切っていたり、友達に優しく手助けしてあげていたりと違った顔や様子が見えてきます。是非機会があれば保護者会などに積極的に参加して子育てを人任せにせず関わりを持ってほしいです。子供が小さいうちは、園や学校で親の姿を見るとうれしそうに手を振ってくれますよ。
まとめ
幼稚園、小学校、中学校・・長いようで子育てを楽しむ時間がたつのはあっという間です。この前入園したかと思えばあわただしく参観、遠足、夏祭り、芋ほり、運動会、生活発表会、制作展、卒園式・・・行事が目白押しでゆっくりしている間なんてありません。
勉強でも運動でも子供が頑張って何かに取り組んでいる姿を見る事は、親にとって何よりもうれしい宝物です。生活発表会や参観などで楽しそうに歌ったり、踊ったり、運動会で必死に走っている姿など今しか見れない姿を存分に目と心に焼き付けて、そして親も子育てを楽しんでほしいです。